最初の引越しを依頼したときは、電話で引越しの見積もりをしてもらった。引越しの見積もりを数社で比較検討するという概念がなかった。引越し業者という存在も初めて知った。ただアパートを決めた際に契約しに行った不動産業者にあったチラシに平日5割引券、土曜、日曜、祝日3割引券というのがついていて、そのチラシの電話番号に電話をすれば安く引越しが出来ると思っていた。記載されていた引越し業者にドキドキしながら電話をした。業者により「引越しの見積もり」の価格が違うことなど全く考えもしなかった。
引越し慣れしているのなら、段ボール何箱分くらいの荷物が家具以外にあるかを調べてから電話するのだろう。しかし当時の私が、これだけは忘れてはいけないと思っていたのは、「チラシに割引券がついていることと、引越ししたい日程」だけで、チラシを手に電話をかけた。現在の部屋の広さや手持の家具を尋ねられ、家電や家具がいくつあるというのは答えることができた。段ボールにしたら荷物いくつになるというのは、私には想定外の質問だった。それくらい引越しをわかっていなかった。全く検討がつかなかったので、段ボールの個数を調べて電話をかけなおすことにした。
スーパーや八百屋に何回も往復して段ボールを分けてもらった。使っていない荷物から順に荷物を詰めていき、荷物の総量の半分ぐらいをつめたかなというところで段ボールの個数が見えてきた。段ボールは30個ほどになることがわかり、電話をかけて見積もりをしてもらい平日半額券を使用して希望日に引越しをした。当時は5割引きなどだからすごく得をしたと思っていたがこれが得だったのか損だったかは他社との比較をしなかったので実のところわからない。